戦うシングルマザー〜モラハラ、DVなんかに負けてたまるか!

子連れ再婚からのモラハラDV地獄。自己愛夫との戦いと離婚までの道のり。

離婚のための準備

もしDVに悩んでいるなら専門の窓口で相談し、離婚の準備をする事をおすすめしますが、DV夫は一筋縄では行かない人が多いのでは。

離婚の話をすると泣いて謝るからもう大丈夫かと思いきや、すぐにまた繰り返す。
限界になり離婚を決意しても、自分に非はないと主張し、養育費や財産分与などお金の取り決めが難航…。
いや、アンタに非があるなし関係なく、きちんと向き合う義務があることなんだけどね💧
とにかく世にいう「常識」は通用しない。
独自の感覚で物を言うから話し合いはなかなか進まない。離婚を成立させるまでに想像以上のエネルギーが消耗され、もうなんだかどうでも良くなってしまうかもしれない。

(緊急避難を要するような危険な状態であれば、シェルターを紹介してもらって身を守る方法もあるので、そのような場合は専門機関に相談を…)

相手はモラ男。常に俺様姿勢の奴と話を進めるのは本当に大変。地獄の日々と言ってもいいくらい、過酷な時間だった。(この頃の話はまた別の機会に…)

更に私の場合「そんな事って本当にあるんだね」ってくらい状況が複雑で、離婚後に奴に迷惑をかけられる心配が大きかったため、弁護士さんに相談は不可欠。お金がないので、まずは無料相談に走り回った。
電話相談、メール相談も何件した事か。

その際に大切なのが、「証拠」。
暴力を受けたあとの写真はある。でも病院に行く勇気がなかったので診断書は貰えてなかった。
暴力を受けた後の写真をとある弁護士に見せたら、「こんなの即刑事事件レベルだよ!何で病院行かなかったの?」と言われ、ものすごい後悔と、今更どうにも出来ない事にひどく落ち込んだ。
できればちゃんと病院に行って、きちんとした形で証拠を残しておくべきだと思う。
もらった診断書は、できれば別の場所に住んでいる身内などに預けておけると安心。

暴言は録音したい。
私は録音した物が保存出来ず、これまたひどく後悔した。
後は記録をメモする事。
日付とされた事、言われた事。
暴力の跡の写真。
写真ではあんまり証拠にならないという弁護士もいるけど、だとしたらその弁護士はそこまで。
写真やメモでも証拠として充分だから大丈夫だよ!と言ってくれる弁護士を探せばいい。←コレがまたとても大変なのだけど。

証拠を残すのには時間と手間と根気がいるし、役に立つ日が来るかどうかもわからない。でも、必要になったその時にやっておけば良かったと後悔するのは、離婚という決意をした身には重すぎる。

こんなものまで?ってレベルで残しておけば、いざという時の励みになる。

いつか見てろよ…って思いがあったから、私は心を病まずに済んだのかもしれない。

それはDV

暴言や無視は当たり前。
ひどい時には暴力を振るわれ、頭に角のようなコブがいくつもでき、目の周りも真っ青に。
私は当時親と絶縁中。相談できる場所は本当に限ららていたし、暴力の相談なんてみっともない気がして誰にも話せずにいたんだけど、いよいよ警察に電話相談をする事件が起こる。
震える手で携帯を握りしめながら、一通り話をした後に言われた言葉が「刑事事件にしますか?」 

刑事事件・・・

こんなワードを聞くことになるとは思ってもいなかったので、一瞬で不安になり、「今回は大丈夫です」と言ってしまった。

そんな大ごとになっちゃうの?その手続きをしたら今後どうなっていくの?
自分が共に生活すると決めた相手を被疑者として、刑事事件にすることへの漠然とした不安と恐怖でいっぱいになった。

「大丈夫とは言え、署としては放っておくわけにはいかないので、明日一度来ていただいて直接お話を聞かせてくれますか?」とのことだったけど、なんだか怖くて、結局翌日に電話で「もう大丈夫なので」と行かないことを伝えて終わりにしてしまった。

 

もし刑事事件にしていたら、その後どうなっていたのだろう。
まだ夫婦なわけで、調べがついたらまた戻ってくる。
その後の生活は?
わからないことだらけ。
私の場合は自分の実家だった場所に住んでいたため、もしものことがあっても出ていくのは夫となる。
出て行ってくれなかったらどうなるのかという心配もあった。
DVでの保護命令も、被害者側が逃げた(避難した)上で加害者に「そこに近づかないように」ということはできるけど加害者に「自宅に帰ってくるな」ということはできない。

私には仕事もある。子供だって学校がある。家を出て避難することは現実的ではない。
あれこれ考え、なんとか修復の方法を探ることにした私。

でもこれが大間違い。
DVは繰り返す。
耐えて耐えての結果どうにもならず離別を決意するんだったら、早い方がいい。
マイナス要素がどんどん積み重なる。
私も子供も、今でも悪夢にうなされる。
殴られる夢、家の窓を割って侵入してくる夢。


これはDV?と思っていたらまず情報を集めること。
いざというとき警察に「刑事事件」と言われても、ひるまないで済む(笑)。


婦人相談所
http://www.re-date.net/kikan/fujin.html

警察の相窓口
警察相談専用電話#911

今すぐに決断する状態じゃなくても、情報を集めてもしもの時に備えること。
緊急事態には警察に助けを求めること。

 


結局、私が警察の窓口を初めて訪ねることになったのは、最初の事件から3年後。
DV相談の書面にサインをした後に手渡された資料に書いてあったこと・・・

「あなた自身の決意と協力が必要です」

 

 



負けないで!

繰り返される暴言や暴力に苦しんでいる人へ。
その場をどんなに我慢しても、怒らせないように努力しても、多分無理だと思う。
子供がいるからとか経済的に無理そうだからとか…。
でもきっと、今の状況では子供の成長に良くない事が多いのでは?
お金だってそりゃああった方がいいけど、なくていい事、あってはいけない事がありすぎる生活はお金と天秤にかけていいものなのか…。

今、私は幸せです。
子供がちゃんと笑ってるから。贅沢なんて出来ないけど、人間らしい生活はできています。何より心が健康だから。

諦めずに、調べて見て欲しいです。
人として生きる権利を奪われないで!

頼れる人を全力で探して下さい。
1度や2度ダメでも諦めないで!

私も何度となく挫けそうになりました。
あちこち、それはもう本当に手当たり次第藁をも掴む思いで相談をしては心が折れて…の繰り返しです。

でも、やっとやっと見つけました。
私の状況に寄り添い力になってくれる弁護士さんがいたのです。
今の状況が「普通ではない」事を忘れそうになります。八方塞がりだと、そうなるしかないのです。

でも一般的な感覚を失ってしまったら、この先を死んだように生きるしかなくなります。

現状から脱出するためには気力体力は何よりも大切です。
負けないで。

 

相談

とにかく奴の地雷がわからない。
え????ってところで爆発する。
怒鳴られ無視されは日常茶飯事。
子供の前では普通を装いつつ、いつも不安と苦悩が付き纏う。

このままでいいのだろうか…

この時の私には相談できるところがなかった。
また?って思われたくなかったというのが1番の理由かもしれない。とにかく友達に相談する事は避けていた。

こんな時に頼りたいのは自分の親。
でもこの頃の私は両親と絶縁中。
子供を抱えて離婚を決意した時も、私は両親に知らせることはしなかった。

バカな私の大失敗

あの日の事は悔やんでも悔やみきれない。
奴の友人が集められ、お店も既に予約されていた。証人も含め、ほとんどの欄が埋められた婚姻届。
あの日あの時、私にはサインをしないという選択肢があったのだろうか…。
不安しかなかった。
届出に行く際、奴を引き止めて「本当に大丈夫?」」 
と聞くのが精一杯の流れ。
「は?何言ってんの?大丈夫に決まってるでしょ」的なハイテンションの返事で、大切な事なんて何一つ話せなかった。

悪夢はこの日から…ではなく、もっと前から始まってたんだ。
でなきゃこんな風に不安なまま、大切な事を抜かしたまま、ほぼ強制的に籍を入れる事になんかならないはず。

怒らせたらいけない。私が我慢すればいい。
いつか変わるかも知れない。

私の教科書に載っていたのはきっとこの3点のみだったんだと思う。


引くに引けない場面…確かにあるかもしれない。

でも間違いなく後々辛い思いをする事になるんだから、流されてはいけない。

ただ、「決行」までに準備が必須。

上手く別れる準備をしないと、何度も未遂で終わってしまう恐れ有。

わたしの母親

私の母もまた、きっと孤独だったと思う。
知らない土地に子供を連れて飛び込むって、きっと大変な事。
時々、「馴染めない土地もあった」とこぼす。近所の悪ガキが来ては私に嫌がらせをしていたらしい。
ご近所を集めての子供の誕生日会にうちだけ呼ばれなかったり。
相談する相手もいない実家から遠く離れた場所で、子供を守り育てなければならないというプレッシャーは、親になった今なら良くわかる。
子供の頃、母親に対して″この人は神経質でどことなくヒステリックだなー″と思っていたけど、母は慣れない環境の中、いつも緊張状態だったのかも知れしれない。


子育てをしていると色々な事がある。

でも自分の事でいっぱいになってしまうと、その環境で育った子供が後に苦しむ事になるかもしれないから要注意!


子供の頃の私

我が家は転勤族。

父の仕事の都合で引越しが多かった。

慣れ親しんだ街を離れる寂しさ、新しい土地での不安…。

転校先でいじめに会うのはもはや当たり前に。「新入りは順番に無視するのかクラスのルール」なんて言われたことも。

断れない、嫌だと言えない性格は、こうした経験があったからなのかもしれない。

 

出来るだけ無視されたくない…、仲間に入れてほしい…そんな思いが常にあった小中学生時代。

 

 

いじめられた経験や育った家庭の不和。

モラハラ加害者同様、被害者になりやすい成育歴ってあると思う。

まずは客観視!

どこでどうなったのか、探っておくと後で役に立つ事があるかもしれない!